ニュースリリース

2023年04月21日 お知らせ

【注意喚起】当社グループの架空の従業員を騙る悪質なマンション売却勧誘について(再掲)

近年、オーナーの皆様から、当社に対し、悪質業者が当社グループ(FJネクスト、FJコミュニティ、また実在しないFJの管理会社等の当社グループと錯覚するような言い方)の架空の従業員を名乗り、実勢価格よりも著しく安い金額で売却の勧誘を行っているとのご連絡が寄せられています。
今年に入ってからも、その件数が減ることはなく、ご相談を多くいただいております。オーナーの皆様の大切な資産をお守りするため、過去にご連絡いただいた悪質な事例に関し、よく用いられている手口の概要を改めてお知らせいたします。

【手順1】虚偽の話によりオーナー様を不安にさせる。
当社グループの架空の従業員を名乗る人物から電話があり、以下のような虚偽の話をオーナー様に告げ、不安にさせる。

(具体例)
・マンションの基礎部分にヒビが見つかったため、改修工事に高額の費用がかかる。
・入居者が退室することに伴い、排水管清掃を行うので、高額の費用がかかる。
・入居者の半分以上が暴力団になっているため、退室が続いている。
・所有されている物件の他の部屋が〇〇〇万円(実勢価格よりも著しく安い金額)で販売されている。
・修繕積立金が大幅に不足しているため、多額の不足金を徴収する必要がある。

【手順2】不安になったところに接触してくる。
オーナー様が不安になっているところに、実在する不動産会社の名称で電話があり、「今なら物件を欲しい人(法人)がいる」などと告げ、実勢価格よりも著しく安い金額を提示する。
その際、FJネクストの担当者に相談しようとすると、「FJネクストに相談すると、この話はなくなるので、一切連絡をとらないように」などと告げ、オーナー様を孤立させる。

【手順3】複数の業者から連絡を行い、信用させる。
数日の間に、複数の不動産会社(【手順2】とは別の社名)から電話があり、【手順1】のように高額な費用が発生すること等はあり得る旨や、【手順2】の不動産会社から提示された金額が適正である旨などを告げる。

【手順4】契約書に署名捺印させる。
【手順2】の不動産会社が、「いつでも断ることはできる」などと告げ、媒介契約書や売買契約書(日付、売買金額、買主名等の全部又は一部が空欄のもの)に署名捺印させる。

【手順5】断る間もなく、契約が成立してしまう。
【手順2】の不動産会社が、オーナー様に署名捺印させた各契約書を持ち帰り、売買契約書の空欄を埋め、すぐに契約を成立させる。

その後、不審に思ったオーナー様が、手付倍返しによる解除等を申し入れると、不当な違約金や交通費を請求したり、ご自宅にまで押しかけ大声で威嚇したりするなど、極めて悪質な事例もあったとのご連絡をいただいております。

このように、悪質業者の手口も、年々巧妙になっています。すなわち、複数の者が役割を分担し、書類を送り付けたり、電話で勧誘したりすることにより、オーナー様があたかも得をするように信じ込ませていると思われ、消費者庁や国民生活センターが警鐘を鳴らす「劇場型勧誘」に酷似していると考えております。

そして、このような悪質な勧誘行為においては、一方的に話を進められ、極めて短い期間で手続が行われること等から、気が付いた時には対応のしようがないケースがほとんどです。

そこで、オーナーの皆様におかれましては、このような悪質な勧誘行為には十分ご注意いただくとともに、具体的な対策の例を以下に記載いたしますので、ぜひともご参考ください。

【具体的な対策の例】

① オーナーの皆様が承諾していないにもかかわらず、一方的に書類を送付したり、突然訪問したりする不動産会社とは面会せず、ご自宅に入れないようにしてください。
② オーナーの皆様が承諾していないにもかかわらず、不動産会社が一方的に訪問してきた場合は、出来る限り動画等で記録を取り、帰ってほしい旨をお伝えください。それでも帰らなければ、警察を呼んでください。
③ 金額や手続に納得していない段階で、契約書などの書面に署名や押印をしないようにしてください。また、日付、売買金額、買主名等が空欄の契約書には、絶対に署名捺印しないようにしてください。
④ 不審な電話があった際は、出来る限り録音等で記録を取り、二度と電話しないでほしい旨をお伝えください。その際、電話番号をお控えください。
⑤ 少しでもご疑問に思われる点がございましたら、すぐに当社グループのカスタマーサポートセンター(0120-022-254)にお電話ください。

このような事例に限らず、ご所有の不動産に関するご質問など、いつでもお気軽に当社グループまでお問い合わせください。

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